希望条件で不動産を
売却するために
知っておきたい
ポイントとコツ
不動産会社の選び方
不動産の売買を扱う業者は、大きく分けて「大手企業」と地元密着の「中小企業」の2つに分類することができます。 不動産売却では、お手持ちの不動産を”どう売りたいか”によって業者の選び方が変わってきます。そのため、会社の規模だけで選ぶのではなく、担当者の対応力などをチェックして選ぶことが重要です。担当者をチェックするポイントとして以下の3点が挙げられます。
01
地域の情報に精通し
ニーズや相場観を熟知している
はじめに理解しておきたいのは、テレビや広告でよく知られている有名な大手企業が、すべてのお客様にとって条件が良く安心とは限らないということです。
大手不動産会社は対象となるエリアが広いことが特徴ですが、同時にスタッフの移動も多く、地域の知識や情報に乏しい場合があります。一方で地域に密着している不動産会社では地域の情報に精通し、ニーズや相場観を熟知しているため、対象エリアでの不動産売却にとっては非常に有利といえます。
02
じっくり親身になって
相談に対応してくれる
「なるべく早く売りたい」「できるだけ高く売りたい」「相続をスムーズに進めたい」など、不動産を売却するにあたってお客様のご要望は様々です。それらのご要望に対し、お客様の立場になり、じっくり親身に相談に乗ってくれる担当者であることが大切です。
お客様のご要望に耳を傾けず、不動産の売却を急ごうとする担当者には注意しましょう。また豊富な実務経験があり、不動産の知識に詳しいことは重要ですが、むやみやたらと専門用語を使わず、初心者のお客様にもわかりやすく丁寧に説明してくれるかどうかもポイントです。
03
不動産売却に特化
専門家とのネットワーク
不動産売却には、物件のほかに法律や相続など様々な専門知識が不可欠です。そのため、弁護士や司法書士といった専門家と豊富なネットワークが構築されているかどうかは、とくに重要なポイントとなります。
複雑な法律が関わるなど高難度な不動産案件にも対応している不動産会社だと、より安心してお任せすることができるでしょう。
売却のコツ
01
複数の会社に査定を依頼する
査定を依頼する際はひとつの会社に絞らず、2〜3社と比較することが大切です。そうすることで適正相場を把握しやすくなります。
地域の情報に詳しく、経験と実績が豊富な複数の不動産会社に査定を依頼し、じっくり検討しましょう。
02
劣化や不具合は事前に報告する
売却後のトラブルを避けるためにも、物件に劣化や不具合などがある場合は、必ず事前に報告するようにしましょう。
また、築年数が古い物件でもリフォームや修繕を行うことにより、査定価格が向上することもありますので、まずは専門家に相談することをおすすめします。
03
売却のタイミングを計る
不動産の売却価格は市場の状況によって大きく変動します。そのため、売却のタイミングを計ることは売却価格を設定する際に重要となってきます。市場の動向や売却にかかる費用を把握しておくと安心でしょう。
04
余裕を持った売却スケジュールを組む
不動産を売却する際は、余裕を持った売却スケジュールを立てることが肝心です。とくに住み替えの場合では、売却と購入を同時に行うことも多く、忙しさのあまり売却を急いでしまうケースがあります。後悔しないためにも、あらかじめ余裕のあるスケジュールを立てるようにしましょう。